発行日 1952年11月15日
Published Date 1952/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661907176
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解説
今月御紹介する曲はあの有名なドボルザックの作曲した作品95の「新世界」交響曲の第二樂章ラルゴを女聲三部合唱に編曲したもので,作詞はフィツシヤーの作つたそのまゝをこゝに掲げました。
英語の歌は始めてではありますが,左程難しい發音もないので,歌詞の譯をよく考えて懐しさの溢れた温い感じで合唱して下さい。歌い方としては前奏の後合唱に入つてから四小節の間は一小節毎にクレツシエンド,デイミニユエンドを付けて柔くふくらました感じになる樣に而も全體の感じとしては八つに拍子をとつて,一音符宛大事に角ばらない樣にふくやかに歌います。五小節目は一小節間輕くクレツシエンド,六小節目は一小節に亘つてデイミニユエンド,七八小節は五六小節を強調する樣に同じ形を,どつしりした感じで前半分をしめくくる積りで歌つて下さい。
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