State of the Art
腎癌術後に発見され線維性被膜様構造の描出が特徴的であった非機能性膵神経内分泌腫瘍の1例
大田 悠司
1
,
菊山 正隆
1
,
笹田 雄三
1
,
松橋 亨
1
,
仲程 純
1
,
小出 茂樹
1
,
片岡 佳樹
2
,
中山 昇
2
,
梶原 健煕
2
1浜松労災病院 消化器内科
2浜松労災病院 外科
pp.436-439
発行日 2009年7月15日
Published Date 2009/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1428100177
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症例
患者 61歳,男性
主訴 膵精査
現病歴 60歳時に左腎細胞癌にて腹腔鏡下腫瘍摘出術を施行された〔T2(V1),N0,M0 StageⅡ〕.その後,インターフェロンαにて化学療法を施行されていた.14か月後の腹部CTにて膵腫瘍を指摘され入院した.
現症 腹部は平坦・軟で圧痛はなかった.
入院時検査所見 Cr1.4mg/dl,BUN29mg/dlの軽度腎障害を認めるのみで,腫瘍マーカー,内分泌ホルモンを含め異常値を認めなかった.
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