研究会紹介
肝血流動態イメージ研究会
工藤 正俊
1
1近畿大学医学部第2内科
pp.289
発行日 1999年3月15日
Published Date 1999/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427900043
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本研究会は板井悠二先生を発起人として,1995年,板珪悠二(代表世話人,筑波大学),松片修(金沢大学),高安賢一(国立がんセンター),工藤正俊(近畿大学),小林尚志(新古賀病院)の5名の世話人でスタートした.1998年1月に三浦行矣(兵庫医大)を加え,6名の世話人となった.
この研究会の生い立ちはダイナミックCTやMRで肝の血流動態における世界的業績を上げておられる板井先生が,CTのみならずMRIや核医学,超音波を用いた肝の血流動態を興味の対象とする同好の士に広く呼びかけて,肝血流動態に関しての広い領域の人が集まり,形式ばらずに忌憚のない論議をワイワイガヤガヤとやろうという主旨で始まった.したがって,当初から1998年の第5回に至るまで,発表の時間には制隈を設けるものの,ディスカッションの時間は無制限として十分議論を尽くし終わってから次の演題へ進むというスタイルをとっている.結果として,プログラムの予定時間を1~2時間オーバーすることもまれではなく,深夜にまでディスカッションが及ぶという体力勝負の会である.この会では,病理,内科の偉大な大家から若手の臨床医までが同一のテーマで自由に論議をするといった活発さがあり,研究会ならではの白熱した討論が展開される.すなわち多くの学会にありがちな消化不良のまま次の演題に進むといった欲求不満がこの会に限ってはあり得ない.
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