State of the Art
膵管内発育を示した悪性膵内分泌腫瘍の1例
佐藤 公
1
,
北原 史章
1
,
里見 絵理子
1
,
井上 泰輔
1
,
岡田 俊一
1
,
赤羽 賢浩
1
,
藤野 雅之
1
,
板倉 淳
2
,
藤井 秀樹
2
,
松本 由朗
2
,
市川 智章
3
1山梨大学医学部第1内科
2山梨大学医学部第1外科
3山梨大学医学部放射線科
pp.5-8
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100520
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症例 74歳,男性.
主訴 心窩部痛.
既往歴 特記すべきことなし.
現病歴 食後の心窩部痛を自覚し,近医を受診した.腹部超音波検査で肝内に多発性腫瘤を指摘された.同医で行われた肝腫瘍生検によりカルチノイド腫瘍を疑われ,1999年6月当科紹介となった.
入院時現症 右季肋部に弾性硬の肝を1横指触知する以外に異常を認めなかった.
入院時検査所見 血液生化学検査では,AST 54,ALT 61と軽度上昇を示したが,腫瘍マーカーおよび各種ホルモン検査には有意な異常を認めなかった.
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