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特集 胆道癌外科診療を支えるエキスパートテクニック
体外式超音波のコツ
Ultrasonography, the knack of diagnosis
山口 高史
1
,
鈴木 裕
1
,
阿部 展次
1
,
森 秀明
2
,
杉山 政則
1
,
跡見 裕
1
Takashi YAMAGUCHI
1
1杏林大学医学部消化器外科
2杏林大学医学部消化器内科
キーワード:
体外式超音波
,
胆道癌
,
進展度診断
Keyword:
体外式超音波
,
胆道癌
,
進展度診断
pp.595-600
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102117
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要旨:「エビデンスに基づいた胆道癌診療ガイドライン」では,体外式超音波の位置づけを診断のファーストステップになり得るとしている.胆道癌を疑った場合は,画像診断として最初に腹部超音波検査を行うとされているが,スクリーニング検査としての有効性は確立されていない.外科領域における三次元的進展度を正確に捉えることにおいては,multidetecter-row CT(MD-CT)などのテクノロジーの進歩が著しいが,一般にはいまだ普及していない.しかし,体外式超音波での性状診断や深達度診断において様々な手法が開発されてきており,有用性も報告されている.本稿では日常診療において体外式超音波を有効に用いるために,それらの手法や疾患における特徴を述べた.
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