技術講座 ERCP関連手技のコツ―私はこうしている―
第2回 膵管挿管―主乳頭および副乳頭から
浮田 雄生
1
,
多田 知子
1
,
前谷 容
1
1東邦大学医療センター大橋病院消化器内科
pp.247-250
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100149
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■はじめに
膵全体の分枝を十分に造影したり,膵管内超音波検査や細胞診,生検などの精密検査として,あるいは膵管ドレナージや膵石除去術などの治療を行ううえで膵管挿管の意義が高まっている.
さらに近年MRCP(Magnetic Resonance Cholangio-pancreatography)の普及に伴い診断目的のERCPは激減しているため,限られた症例数の中で内視鏡医を育成しなければならない.そのためには事前に十分なシュミレーション行うことが重要である.本稿では主膵管挿管の手順を中心に述べる.
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