misdiagnosisに学ぶ
―術前診断―肝膿瘍を疑った1例
五島 聡
1
,
兼松 雅之
1
,
植松 孝広
2
1岐阜大学大学院医学研究科腫瘍制御学講座 放射線医学分野
2岐阜大学大学院医学研究科腫瘍制御学講座 消化器病態学
pp.5-8
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100128
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■症例呈示
70歳,男性.
主訴 右季肋部痛(軽度).
既往歴 2年前,前立腺癌にて全摘後ホルモン治療中.2か月前 直腸,S状結腸ポリープに対しpolypectomy施行した.
現病歴 過去に肝機能異常を指摘されたことはない.1か月前に左側腹部を打撲,以降右季肋部の痛みおよび38℃台の発熱を自覚した.近医にて超音波および腹部CTを施行され肝膿瘍の疑いにて当院受診となる.
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