Japanese
English
特集 膵・胆道系の神経内分泌腫瘍―画像診断と治療選択
囊胞を形成した膵内分泌腫瘍
Diagnosis of Cystic Endocrine Tumors of the Pancreas
本山 展隆
1
,
秋山 修宏
1
,
船越 和博
1
,
山本 幹
1
,
稲吉 潤
1
,
新井 太
1
,
加藤 俊幸
1
,
土屋 嘉昭
2
,
太田 玉紀
3
,
椎名 真
4
Hirotaka MOTOYAMA
1
,
Nobuhiro AKIYAMA
1
,
Kazuhiro FUNAKOSHI
1
,
Takashi YAMAMOTO
1
,
Jun INAYOSHI
1
,
Futoshi ARAI
1
,
Toshiyuki KATOH
1
,
Yoshiaki TSUCHIYA
2
,
Tamaki OHTA
3
,
Makoto SHIINA
4
1新潟県立がんセンター新潟病院内科
2新潟県立がんセンター新潟病院外科
3新潟県立がんセンター新潟病院病理
4新潟県立がんセンター新潟病院放射線科
1Division of Internal Medicine Niigata Cancer Center Hospital
2Division of Surgery Medicine Niigata Cancer Center Hospital
3Division of Pathology Medicine Niigata Cancer Center Hospital
4Division of Radiology Medicine Niigata Cancer Center Hospital
キーワード:
膵内分泌腫瘍
,
囊胞
,
画像診断
Keyword:
膵内分泌腫瘍
,
囊胞
,
画像診断
pp.39-43
発行日 2005年1月15日
Published Date 2005/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1427100005
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要旨 膵内分泌腫瘍は充実性の形態を呈することが多いが,内部の出血,壊死により囊胞状の形態をとることもある.腹部US,CT,MRIでは境界明瞭な単房性あるいは多房性の囊胞性病変としてとらえられ,内部は均一なことが多いが囊胞液の性状により不均一なこともある.囊胞壁は厚く,厚さは不均一,囊胞内面は凹凸不整で,囊胞内に隔壁や内腔に突出する充実性の腫瘍部分を認めることもある.囊胞壁に石灰化や,囊胞内に鏡面形成をみることがある.囊胞壁や充実性部分は造影により濃染される.血管造影では,囊胞壁に一致して厚いリング状を呈する腫瘍濃染像を認め,中心部は無血管野になることが多い.
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