書評
「ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版」—酒見英太【監修】 上田剛士【著】
徳田 安春
1
1群星沖縄臨床研修センター
pp.1065
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416202734
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10年前にも本書の書評を書いた。本書を読んだ感想をまとめると,本書はシステム2的な分析的推論を行うための当時最強のツールであり,EBM実践のためのクイックなデータブックである,であった。臨床疫学の各論必携本と呼んでもよい。
あれから10年,われわれジェネラリストが待っていた第2版がついに出た。待ちこがれていた理由は,医学は日進月歩で変化し発展するからだ。新たな疾患概念や病歴,身体所見,そして診断検査のデータを供給する論文が無数に出版されている。3万もの論文の中から新しくかつ重要な情報を追加してくれている。
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