書評
—松村理司 監修 酒見英太 編—診断力強化トレーニング2—What's your diagnosis?
小泉 俊三
1
1東光会七条診療所
pp.1432
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224335
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は,書名が示すように2008年に刊行された『診断力強化トレーニング』の続編である.今回は監修の立場に移られた松村理司先生(洛和会総長)が,巻頭の「序」で本書の礎となっている「京都GIMカンファレンス」が1998年以来,休むことなく開催され,昨年2月には200回を数えたことを紹介しておられる.評者も,5年近く毎月第一金曜日は「京都GIMの日」と決めて参加しているが,京都・山科にある洛和会音羽病院の会議室を埋め尽くす熱気には,毎回圧倒される.
本書をひもといてみると,前書を踏襲して50症例が「救急外来」「一般外来」「紹介受診」に色分けされ,その合間に要点を短くまとめた「Bullet」症例が38例掲載されている.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.