対談
神経症候学の真価
平山 惠造
1
,
河村 満
2
1千葉大学
2奥沢病院
pp.267-272
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201254
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『神経症候学』の出版
河村 本号(2019年3月号)をもって,7年間携わってきた本誌編集主幹の任を満了することとなりました。そこで,私の神経学の原点とも言える平山惠造先生をお招きし,「神経症候学」をあらためて考えてみたいと思います。
平山先生は千葉大学神経内科の初代教授で,私は同科開設時のメンバーの1人でした。先生の業績は挙げ始めればきりがないのですが,最も大きな業績は1971年の『神経症候学』1)の出版だと私は思います。とても厚い本で,歴史的に見てもこれほどの本をお1人で書く人は数えるほどでしょう。出版までにはどのような経緯があったのですか。
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