視点
地方の公衆衛生行政の真価
藤内 修二
1
1大分県佐伯保健所
pp.162-163
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902463
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21世紀の健康づくり戦略として,「健康日本21」が発表されて1年が経過した.そのアクションプランとして「保健事業第4次計画」が同時に発表され,新たな事業として,個別健康教育やヘルスアセスメント(健康度評価)が登場してきた.また,昨年11月には「健康日本21」の母子保健版といえる「健やか親子21」も発表された.
「健康日本21」の総論には,ヘルスプロモーションの理念が盛り込まれ,オタワ憲章から14年が経過してやっとわが国でも公衆衛生行政の基本に位置づけられた.そのアクションプランとして「保健事業第4次計画」が打ち出されたことにより,ルーチンワークである老人保健事業で,ヘルスプロモーションの実践ができると大いに喜んだ.とりわけ,その目玉である個別健康教育やヘルスアセスメントへの期待は大きかった.
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