書評
「脳血管障害と神経心理学 第2版」―平山惠造,田川皓一●編
栗山 勝
1,2
1脳神経センター大田記念病院
2福井大学
pp.297
発行日 2014年3月1日
Published Date 2014/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416101745
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この度,医学書院から『脳血管障害と神経心理学 第2版』が出版された。今回18年ぶりの改訂である。実は初版の表題は『脳卒中と神経心理学』であり,今回の版では脳卒中から脳血管障害に変更された。初版の序にも触れてあるごとく「脳卒中とは,意識と運動・知覚機能が卒然と喪失し,ある期間持続する状態を指すものである。したがって急激な脳血管障害にみられる症候であるが,ときとして脳血管障害を代表する言葉として用いられる。本義の脳卒中のみを指したものではない」。よって,今回改訂にあたって本来の脳血管障害に変更したものと思われる。
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