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特集 糖尿病患者の健康寿命を延ばす―先手を打つ実臨床
Ⅱ心血管死を防いで健康寿命を延ばす
一般内科診療における致死性不整脈の早期発見とその対策・予防
Early detection, management and primary prevention of lethal arrhythmia for general physician
赤井 健次郎
1
1栗原市立栗原中央病院 内科
キーワード:
①致死性不整脈
,
②心臓突然死
,
③心不全
,
④虚血性心疾患
Keyword:
①致死性不整脈
,
②心臓突然死
,
③心不全
,
④虚血性心疾患
pp.506-508
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101557
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致死性不整脈とは心室細動,心停止あるいは心拍数10/分以下の高度徐脈を意味し,数分後には死と結びついているものであり,一般には臨床的“心停止”とされている1).本稿では致死的不整脈を心臓突然死(sudden cardiac death : SCD)の原因となり得る危険な不整脈として述べる.
SCDの原因となり得る心疾患としては以下の項目があげられる2, 3).SCDはその90%以上が不整脈によるものであり,そのなかでも心室細動が最多とされている2).
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