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特集 糖尿病患者の健康寿命を延ばす―先手を打つ実臨床
Ⅰ癌で手遅れにしないために
【糖尿病日常診療で無症候性の消化器癌を見つけ出す】
早期大腸癌の最新治療と無症候性進行大腸癌の発見
The latest endoscopic treatment of early colorectal cancer and detection of asymptomatic advanced colorectal cancer
志賀 永嗣
1
,
木内 喜孝
2
,
高橋 成一
3
,
遠藤 克哉
1
,
角田 洋一
1
,
下瀬川 徹
1
1東北大学病院 消化器内科
2東北大学高等教育開発推進センター保健管理室
3東北大学医学系大学院 消化器地域医療医学講座
キーワード:
①EMR
,
②ESD
,
③便潜血検査
,
④全大腸内視鏡検査
,
⑤CT colonography
Keyword:
①EMR
,
②ESD
,
③便潜血検査
,
④全大腸内視鏡検査
,
⑤CT colonography
pp.477-480
発行日 2013年7月15日
Published Date 2013/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101549
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早期大腸癌に対する内視鏡治療
2011年の厚生労働省の人口動態統計では,全悪性新生物のなかで結腸・直腸癌の死亡数は男性では第3位,女性では第1位となっており,増加傾向が続いている.大腸癌の罹患率が上昇している本邦において,前癌病変としての大腸腺腫や早期癌に対する内視鏡治療はますます件数が増加すると推測され,その効率的な治療は重要な課題である.そのようななか,ポリペクトミーや内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection : EMR)だけではなく,近年開発された内視鏡的粘膜下層剥離術(endoscopic submucosal dissection : ESD)が大腸腺腫および早期癌に対しても保険適応となり,徐々に臨床導入されつつある.
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