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Report●報告
CoDiC®データ解析からみた糖尿病専門施設における治療実態(2)―2型糖尿病におけるインスリン療法の現状と血糖コントロール状況について
CoDiC®:Surveillance of clinical management of diabetes in Japan(2 nd report)
小林 正
1
,
山﨑 勝也
1
,
金塚 東
2
,
糖尿病データマネジメント研究会
1富山大学医学部第一内科
2千葉中央メディカルセンター糖尿病センター
pp.401-406
発行日 2007年7月15日
Published Date 2007/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100610
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□はじめに
糖尿病データマネジメント研究会(Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group;以下JDDMと略す)は,多施設共同で糖尿病の臨床研究を進め,糖尿病医療の質を向上させることを目的に2001年に設立された1).現在の会員施設は72医療機関(23病院,49クリニック),データベース登録患者数は約75,000例に上る.JDDMでは,これまでに糖尿病診療データ管理ソフトであるCoDiC®を用いて全国の糖尿病診療を専門とする施設のデータを集計・解析し,糖尿病診療に関する実態調査を報告してきた2~4).
今回はJDDM会員施設において2005年5~7月に受診した患者データをもとに,2型糖尿病患者におけるインスリン使用状況を調査するとともに,HbA1C値6.5%未満を達成するためのより適切なインスリン療法について考察した.
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