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Report
CoDiC(R)データ解析からみた糖尿病専門施設における治療実態
CoDiC(R): Surveillance of clinical management of diabetes in Japan
小林 正
1
,
山﨑 勝也
1
,
金塚 東
2
,
糖尿病データマネジメント研究会
1富山大学医学部第一内科
2千葉中央メディカルセンター糖尿病センター
pp.751-755
発行日 2006年9月15日
Published Date 2006/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100307
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現在は,糖尿病診療においても科学的根拠に基づく医療が求められており,患者ごとに適した治療法を選択し,質の高い医療を提供することが必要とされてきている.そのためには,日本人糖尿病患者における治療の実態を把握し,治療の成果や薬剤選択のためのガイドラインも必要となるのだが,現状ではこれらのことはあまり明確にされていない.そこで,糖尿病治療の実態を明らかにし,そこから得られる情報を分析してベストプラクティスとして多くの医師が共有し診療に生かすことが,今後は重要になると思われる.
本稿では,糖尿病データマネジメント研究会(Japan Diabetes Clinical Data Management Study Group;JDDM)が近年解析した糖尿病診療の実態を中心に述べ,さらに解析結果から示唆された血糖コントロール向上のための治療法についても考察する.
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