Japanese
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特集 1型と2型のちがいを識る
1型および2型糖尿病の病態の基本的理解
Pathopyisiology of type 1 and type 2 diabetes
丸山 太郎
1
1埼玉社会保険病院内科
キーワード:
1型糖尿病
,
2型糖尿病
,
SPIDDM
,
抗GAD65抗体
Keyword:
1型糖尿病
,
2型糖尿病
,
SPIDDM
,
抗GAD65抗体
pp.515-521
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100482
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Case 1
中間型インスリンで治療されていた若年発症1型糖尿病の1例
症例:26歳,女性.
11歳時,ケトアシドーシスで糖尿病を発症し,以後,某病院で治療されていた.結婚,転居のため1998年11月に当院に転院となった.当院初診時,ヒューマリンNの1日2回注射でHbA1Cは9.3%であった.毎食前のペンフィルRと就前のペンフィルN注射に変更し,HbA1Cは6.5%へ低下し,27歳の時に妊娠,出産し母親となった.妊娠経過は順調で母子ともに合併症を認めなかった.
Case 2
摂食障害を合併した1型糖尿病の1例
症例:18歳,女性.
14歳時,口渇,体重減少にて某病院を受診し1型糖尿病(IDDM)と診断され,強化インスリン療法を開始された.当初は良好なコントロールを得たが,食事療法を遵守することがストレスとなり,過食に陥った.2001年9月,主治医の治療に疑問を抱いた母親によって当院を受診した.
当院初診時の所見:身長159 cm,体重65 kg,BMI 25.7,HbA1C 12.4%,食後血中CPR 0.2 ng/mL,抗GAD 65抗体3.6 U/mL
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