地域に広がる病診連携―RC21
糖尿病診療を通じた,病診連携の理想形「RC21」各地域に広がる小人数勉強会
日下 健児
1
,
小池 眞也
1
1ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 営業推進部
pp.493
発行日 2003年7月15日
Published Date 2003/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100478
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糖尿病患者数は未受診,予備軍も含めると1400万人に達すると言われる.今後益々の増加が予想される一方,患者の大病院への集中傾向は留まるところを知らず,病診連携は遅々として進んでいない.
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社(以下,ノボ社)が2000年から取り組むプロジェクト「RC21(Regional Circle)」をご存知だろうか.各地域の糖尿病専門医と開業医による小人数の勉強会を立ち上げ,その活動を後方支援しようという取り組みだ.地域単位の病診連携を確立すること,その地域全体の糖尿病治療レベルの向上を目的としている.従来から「地域医療への貢献」について全社を挙げて取り組んできたノボ社の姿勢を象徴するRC21,基本的には地域の糖尿病専門医1名が講師となり,開業医10名程度という小規模で構成される.既に全国で350の勉強会が発足,熱心な活動を展開している.
この企画の担当者,ノボ社 営業推進部・日下部長と小池氏にお話を伺った.
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