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Updates 2006
ポランスキー博士との対話―現実を知ることから始める心理的援助
Dialog with W. Polonsky
石井 均
1
,
岡崎 研太郎
2
1天理よろづ相談所病院内分泌内科
2佐賀大学医学部総合診療部
pp.81-87
発行日 2006年1月15日
Published Date 2006/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100439
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Polonsky博士は糖尿病を専門とするアメリカの臨床心理学者で,「Diabetes Burnout:糖尿病バーンアウト」1)の著者です.「積極的な態度を持てば問題なんて存在しない」式のアメリカ流問題解決法に対して,「現実をよくみつめよう」,「問題を認識するところから始めよう」と主張した人です.著書にも述べられていますが,「糖尿病なんて大嫌い」と率直に話してくれた一人の患者さんの言葉によって,糖尿病をもつ人の世界に目を開くことになったのです.その後は,「できない」を原点として,そこから治療することへの力を育むという取り組みをされています.筆者は1993年にJoslin糖尿病センターで彼と出会いましたが,そのときの衝撃をもとに,彼の仕事の本質についてインタビューを行いました.
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