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特集 外来で糖尿病を治療する―治療困難な症例から学ぶ
Case Discussion
治療困難な症例から学ぶ糖尿病外来治療
How to manage patients with diabetes mellitus in outpatient department-Lessons from patients who seem to be difficult in treating
山本 壽一
1
,
福島 英生
2
,
石川 和夫
3
,
𠮷岡 成人
4
1ハートライフ病院糖尿病センター
2公立玉名病院成人科
3浦添総合病院糖尿病センター
4北海道大学第2内科
pp.309-325
発行日 2003年5月15日
Published Date 2003/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100394
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「外来で糖尿病を治療する」の特集の締めくくりに,治療にうまくのれなかった症例や困難であった症例を3例提示し討論をしました.どのようにアプローチすれば治療に成功するのか,患者さんへの説明のしかたや薬物療法の問題点などを浮き彫りにしていただきます.
Case 1(Box 1)
食事・生活面の指導が困難である
𠮷岡 49歳の独身男性で糖尿病を治療した後に有痛性神経障害(painful diabetic neuropathy)を引き起こした症例ですね.独身の中年男性は治療に苦渋することが多いように思うのです.山本先生,どうですか.
山本 まず食事の面で相当糖尿病の治療としてはのりにくいかなと思います.
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