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チームでBrush Up 糖尿病診療
頸動脈エコー検査をきっかけに運動療法を再開,頸動脈硬化の進展を抑制できた
Carotid intima-media thickness and exercise therapy
佐藤 真治
1
1埼玉医科大学リハビリテーション科
pp.931-932
発行日 2005年11月15日
Published Date 2005/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100056
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Case 63歳男性.既往歴は糖尿病,高脂血症.糖尿病の罹病期間不明
2003年12月に急性心筋梗塞発症.#4AV 100%閉塞もカテーテルインターベンション(PCI)施行せず,服薬にてフォロー.発症翌々日から心臓リハビリテーション開始し,退院後は当院リハビリテーション科にて非監視型運動療法を継続.しかし,退院直後に運動療法自己中断し,体重も増加傾向にあった.発症1年後,頸動脈エコー検査により内中膜複合体厚(IMT)の肥厚を確認,これを契機に運動療法の必要性を再認識,運動療法を再開した.
検査成績:BMI 27.5,空腹時血糖値165 mg/dL,血中インスリン100 mU/mL,HbA1C 5.9%,最高IMT厚1.50 mm,平均IMT厚1.22 mm
服薬:バイアスピリン(R),アーチスト(R),リピトール(R),ガスター(R),オイグルコン(R)
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