特集 抗菌薬の特徴と使い方のコツ
経口セファロスポリン系薬
山口 禎夫
1
,
花木 秀明
1
,
砂川 慶介
1
1北里大学医学部感染症学
キーワード:
抗菌力
,
empiric therapy
,
安全性
Keyword:
抗菌力
,
empiric therapy
,
安全性
pp.1016-1019
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903652
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Question & Answer
Q:経口セファロスポリン系薬の分類や特徴,使用方法は?
A:ペニシリンやカルバペネムとともにβ-ラクタム薬と呼ばれ,1980年代後半より各種β-ラクタマーゼに安定な薬剤が次々と開発された.第―世代から第三世代に分類され,グラム陽性菌,陰性菌に広い抗菌力を有し,安全性が高く,empiric therapyとして用いられることが多い,近年ブドウ球菌,肺炎球菌,インフルエンザ菌などの耐性化の問題もあり,それぞれの特徴を把握し,適切な薬剤の選択をすべきである.
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