構造式で語る医学│薬物の交差反応や意外な副作用を学ぼう!・3
セファロスポリンとモノバクタム
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
pp.328-329
発行日 2025年3月15日
Published Date 2025/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350030328
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
第3世代セファロスポリン系抗菌薬
第3世代セファロスポリン系抗菌薬は、特に広く使われている抗菌薬の1つであり、数多くの種類があります。セフォタキシムやセフトリアキソンはその中でも代表的な薬剤であり、肺炎球菌などのグラム陽性球菌から、腸内細菌を中心とするグラム陰性桿菌まで広い抗菌スペクトラムを誇ります。
一方、セフタジジムは、緑膿菌を含むグラム陰性桿菌に抗菌作用がある薬剤ですが、グラム陽性球菌は得意ではありません。“緑膿菌用”第3世代セファロスポリン系抗菌薬とも称されます。
Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.