特集 プライマリ・ケアにおける性をめぐる問題
性機能障害の診断と治療―泌尿器科医の立場から
永尾 光一
1
,
三浦 一陽
1
,
石井 延久
1
1東邦大学医学部泌尿器科学第一講座
キーワード：
シルデナフィル
,
心臓
,
狭心症
,
硝酸剤
Keyword:
シルデナフィル
,
心臓
,
狭心症
,
硝酸剤
pp.704-709
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903312
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Question ＆ Answer
Q：シルデナフィル（J1）は心臓に悪い？
A：もともと狭心症の治療薬として開発が進められた薬です．心臓の血流が良くなり，心臓の予備能力が高まる，脈圧反射を減弱させ冠動脈血流の改善・心拍出抵抗の減少・性交中の運動能を改善させる，シルデナフィル服用で心筋梗塞発症や死亡率の増加は起こらない，などの報告があり，心臓にはむしろ良い作用がある．ただし，硝酸剤との併用は危険である．
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