学会だより 第36回日本医真菌学会総会
指向すべき新展開へ
阿部 美知子
1
,
久米 光
2
1北里大学病院臨床検査部
2北里大学医学部病理学教室
pp.183
発行日 1993年2月15日
Published Date 1993/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901432
- 有料閲覧
- 文献概要
真菌および真菌症にかかわる研究発表の専門学会として設立された日本医真菌学会も,その総会が1992年には36回目を迎えた.本学会は,皮膚科,内科,基礎医学,獣医学および臨床検査などのきわめて幅広い領域の人たちによって構成され,現在の会員数は個人会員1,024名,賛助会員22名,名誉会員13名および寄贈会員10名である.年に1回,秋季に日本医真菌学会総会が開催されるが,内容的にも経年的に充実した感があり,用語委員会,将来計画委員会,標準化委員会,教育委員会および疫学調査委員会などの各種委員会が設置され,学会活性化のための努力がなされている.学会誌は年に4回(季刊)発行され,1989年までは『真菌と真菌症』という誌名であったが,1990年に表紙のデザインも一新し,『日本医真菌学会雑誌』と誌名改称された.
第36回日本医真菌学会総会は,福岡大学,皮膚科学,利谷昭治教授を総会長として,1992年10月23,24の両日,福岡市のホテルニューオータニ博多において開催された.学会賞受賞講演2題,招請講演3題,教育講演5題,シンポジウム2題,ワークショップ1題,一般演題145題という盛り沢山の内容であった.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.