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特集 印象に残る身体所見
身体所見が診断の手がかりとなった症例
全身診察を怠らない―心不全を来した甲状腺機能亢進症
The Role of General Physical Examination:A case of hyperthyroidism complicated by heart failure
松村 理司
1
1市立舞鶴市民病院内科
pp.118-119
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901736
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■心不全があるのに,皮膚が暖かく,湿潤な時は,普通とは逆に高心拍出量性(J1)と考える.150/分以上の頻拍を来すことが多い.手指振戦やいらいら状態を伴えば,その中でも甲状腺機能亢進症による場合を疑う.両側性眼球突出や輝眼は,Graves病にかなり特異的な所見である.
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