Japanese
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特集 診察の守備範囲をひろげる
器具を用いない診察法
筋力低下
Muscle Weakness
塚里 孝和
1
1出水市立病院内科
pp.698-700
発行日 1994年8月15日
Published Date 1994/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901252
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■筋力低下はありふれた神経筋疾患に関する訴えであるが,筋・神経系の機能障害から,全身的あるいは精神的状態などの多くの要因が関与している.
■筋力低下の程度と分布を問診と視診である程度推定し,筋力検査を行う.
■筋力低下は,筋,神経筋接合部,下位運動ニューロン,上位運動ニューロンのいずれかの神経レベルに異常がある.
■骨の変形や疼痛など,他の要因による筋力低下を除外し,随伴する感覚障害や筋萎縮,神経徴候にも注意し診察を進める.
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