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特集 しびれを理解する
病態生理と診察
感覚障害としびれの病態生理
Pathophysiology of Sensory Disturbances
橋本 修治
1
1天理よろづ相談所病院神経内科
pp.298-303
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901143
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■感覚障害は,1)感覚低下あるいは消失,2)通常の刺激が異なって知覚される錯感覚,3)刺激なしに自発的に生じる異常感覚(J1),に分けられる.
■本稿では,これら感覚障害を理解するために必要な基本事項を,末梢受容器,感覚の分類,中枢伝導経路,伝導路障害による感覚障害のパターン,しびれの発生機序に分けて記載する.
■感覚障害の検査には労力と忍耐が必要であるが,時間のない時でも,通常の触覚検査だけで終わらず,痛覚または温度覚の検査を必ず実施する必要がある.
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