Japanese
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特集 下肢病変を診る
外来マネージメントの要点
「だるさ」を伴う下肢の腫れ―下肢静脈瘤,深部静脈血栓症
Swelling of the Legs with Heaviness:Varicose Veins of the Legs, Deep Venous Thrombosis
金子 寛
1
1浜松医科大学第2外科
pp.1092-1093
発行日 1993年12月15日
Published Date 1993/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901034
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- Abstract 文献概要
■静脈性の下肢の腫れには逆流と閉塞による2種類がある.
■下肢静脈瘤は静脈疾患の中で最も多い.静脈が数珠状に盛り上がったもので,立たせてみればすぐにわかる.伏在静脈の逆流を証明し,症状がある場合は手術適応となる.ストリッピング手術,硬化療法などが行われ完治が望める.
■深部静脈血栓症は深部静脈の閉塞によるもので,急に発症し腫脹は著しく痛みを伴うことが多い.線溶療法・手術療法が行われているが完治は難しく,血栓後遺症となり腫れが残る症例もある.
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