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特集 内科的治療か外科的治療か
各疾患への対応
虚血性脳血管障害:一過性脳虚血発作(TIA)―抗血小板剤VS頸動脈内膜摘除術VS頭蓋外頭蓋内血管吻合術
Ischemic Cerebrovascular Disease : Transient Ischemic Attack (TIA):Antiplatelets vs Carotid Endarterectomy vs EC/IC Bypass
高木 誠
1
1東京都済生会中央病院内科
pp.224-227
発行日 1993年3月15日
Published Date 1993/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900769
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■抗血小板剤のうち,アスピリンとチクロピジンにはTIAにおける脳梗塞発症を抑制する効果がある.
■頸動脈系のTIAの患者で内頸動脈起始部に70%以上の狭窄がある場合は,脳梗塞発症予防のうえで外科的治療(頸動脈内膜摘除術)が内科的治療に優る.
■脳梗塞発症予防を目的とした頭蓋外頭蓋内血管吻合術(EC/ICバイパス)の有効性は,現在のところ否定的である.
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