Japanese
English
特集 けが,うちみ,ねんざのfirst aid
小児肘内障
Pulled Elbow
小武守 研二
1
Kenji Kotakemori
1
1こたけもり整形外科
pp.1062-1063
発行日 1992年12月15日
Published Date 1992/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900667
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- Abstract 文献概要
・0~5歳のこどもが手を引っ張られた後,痛がって泣き,手を使わなくなると,まず小児肘内障(以後肘内障と記す)を考える.
・鑑別診断としては鎖骨骨折,前腕骨骨折,肘関節部骨折を考える必要がある.
・患肢は肘軽度屈曲位,前腕やや回内し健肢で支えている.X線所見は異常がない.
・肘関節屈曲位のままで前腕を回外すると整復され,すぐ手を使うようになる.回外で整復されないと,肘関節を屈曲して,そのまま回内を強めていくと整復される.外固定は必要ない.
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