Japanese
English
特集 一般外来で精神症状を診る
焦躁,怒り
Agitation, Aggression
小倉 清
1
Kiyoshi Ogura
1
1関東中央病院精神科
pp.790-792
発行日 1992年9月15日
Published Date 1992/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900570
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・焦躁,怒りという症状は精神科の患者に広くみられる.その人の生活の中で何かがうまくいっていないのである.これが単独でみられるということはなく,常に他の症状と併存するのが普通である.例えば抑うつ気分,不安,緊張,不眠,心気的訴えなどである.
・背景にある状況との関連で,それらの症状のうち,どれかが前景に突出することになる.そういった状況の性質,内容,程度をよく知ることが大切になる.
・脳の器質的な疾患,例えば脳梗塞,脳炎,脳動脈硬化症などがあって,その症状の一部としてみられることもある.
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