Japanese
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特集 外来診療のcontroversies
次の病態に止血剤は必要か―喀血,術後,不正性器出血
Is the So-called "Hemostatic Therapy" Necessary for Hemoptysis, Postoperative Status, and Abnormal Uterine Bleeding ?
田村 和夫
1
Kazuo Tamura
1
1県立宮崎病院内科
pp.571-572
発行日 1992年7月15日
Published Date 1992/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900486
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- Abstract 文献概要
・出血をみたら気道確保,圧迫止血,輸血など救急処置をとり,その出血部位の確認,原因を追及する.
・中等量以上の喀血には,止血剤の全身的投与は無効である.
・術後出血予防に全身的止血剤投与は必要ない.術後は凝固亢進状態である.
・体外循環を要する心臓血管系手術,機能性子宮出血で,線溶系の亢進が考えられる場合には,イプシロンアミノカプロン酸製剤,トラネキサム酸の使用を考慮する.
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