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特集 症状からみた汎用医薬品の副作用
貧血
Disorders of Blood Red Cell
前川 勲
1
Isao Maekawa
1
1市立旭川病院内科
pp.481-483
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900455
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・薬剤による治療を受けている非血液疾患患者に原疾患では説明しがたい血液異常が出現した場合には,薬剤の副作用あるいは新たな血液疾患の合併を疑う.
・薬剤による血液障害は,赤血球系の異常(貧血)以外に白血球系,血小板系の異常をも合併している場合が少なくない.
・貧血とは末梢血液単位体積中の赤血球数,血色素量,ヘマトクリット(Ht)値(正常値は年齢,性によって異なっている)が正常以下に低下した状態である,
・貧血の原因は失血,赤血球崩壊の亢進,赤血球あるいは血色素の産生障害に大別される.
・赤血球指数(→1)と網状赤血球数(→2)は貧血の原因を検索するうえで参考になる.
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