Japanese
English
特集 めまいを理解する
急性末梢性前庭障害
Acute Vestibular Dysfunction
石川 良樹
1
Yoshiki Ishikawa
1
1大田原赤十字病院内科
pp.754-755
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900240
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ポイント
・急性末梢性前庭障害を来す疾患の主なものは,メニエール病,前庭神経炎,良性発作性頭位めまい,突発性難聴,内耳炎などである.
・めまいを訴える患者では,蝸牛症状を伴うか否かが重要である.メニエール病では,必ず蝸牛症状を伴う.
・めまいを誘発する頭位があれば,良性発作性頭位めまいを疑う.
・末梢性のめまいは回転性のことが多いが,時に動揺性のこともある.
・他の脳神経症状の有無を慎重にみなければならない.もし眼球運動障害などがあれば,中枢性疾患である.
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