Japanese
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特集 健診異常者のマネージメント
乳房腫瘤
Breast Lumps
神保 勝一
1
Shoichi Jimbo
1
1神保消化器内科医院
pp.570-572
発行日 1991年9月15日
Published Date 1991/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900180
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ポイント
・乳癌検診,乳房検診などが行政・医師会,あるいは検診協会などで行われる機会が増えてきた.また,内科・婦人科などの外来で受診を希望する患者も年々増えてきている.それ自体は良い傾向であるが,視・触診のみで異常なしとするには余りにリスクが大きい.ことに乳房疾患を専門に扱っていない場合は,外来でどこまでどんな検査をすべきか,また,どの時点で専門医に紹介すべきか,日常診療上適切な対処が必要となる.
・乳房腫瘤の自己検診―早期発見は自己検診から,を徹底する.患者教育の普及.
・視・触診のすすめ―外来検診も早期発見の場に役立てる.しかし,視・触診のみで異常なしとするのは,危険が大きい.
・臨床検査―患者の年齢,乳腺の状態を把握して選択する.少なくとも,腫瘤の存在診断をして専門医に紹介したい.
・診断―検査の結果,少しでも疑いを持ったら,専門医に紹介し,最終診断の報告を受けるように心掛ける.
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