血液内科学が得意科目になるシリーズ・3
貧血の診療がさらにうまくなるには?
萩原 將太郎
1,2,3
1国立国際医療研究センター血液内科診療科
2国立国際医療研究センター輸血室
3国立国際医療研究センター細胞調整管理室
pp.546-552
発行日 2014年6月15日
Published Date 2014/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103248
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まずは前回のおさらいです.
貧血の原因は,出る=出血,壊れる=溶血,造れない=造血不全,薄まる=希釈の4つしかありません.
貧血の診断ではMCVをもとにした小球性(80以下),正球性(81~100),大球性(100以上)の3つの分類が有用です.それぞれの貧血に特徴的な原因を検索しつつ診断・治療へと進めていきます.
今回は,貧血のなかでも診断が難しい「壊れる=溶血」について勉強してみようと思います.
早速,症例です.
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