特集 2023年のプライマリ・ケアを夢想する―新世代の挑戦
【2023年のプライマリ・ケアは“こうする”】
プライマリ・ケア女性医師として働く―女性医師が医療界にもたらす多様性
池田 裕美枝
1
1洛和会音羽病院 総合女性医学健康センター
キーワード:
女性医師
,
ワークライフバランス
,
育児
,
女性ホルモン
,
多様性
Keyword:
女性医師
,
ワークライフバランス
,
育児
,
女性ホルモン
,
多様性
pp.34-38
発行日 2013年1月15日
Published Date 2013/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102711
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女性医師が増加すると同時に,医療者の働き方,働く枠組みは大きく変わってくる.女性医師を活用するには働き方のフレキシビリティを増大させねばならず,ひいては男性医師の働き方も変わり,また地域社会と医療者のあり方も変わっていくことが予想される.
筆者は地域の総合病院に内科医,産婦人科医として勤務している.2012年の春に第一子を出産し,5カ月目から常勤医として職場に復帰させていただいているが,妻として母として医師として,学びを得る毎日である.男女共同参画に関する価値観の変化,ワークライフバランス,女性医師特有の問題点などに触れながら,筆者なりに10年後のプライマリ・ケア医療者の未来予想図を描きたい.
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