特集 実践!家族アプローチ
【総論】
何のために家族アプローチを行うのか―「何をするのか」から「何のためにするのか」へのパラダイムシフト
竹中 裕昭
1
1竹中医院
キーワード:
家族の不安
,
家族の負担
,
家族の自律性
,
家族の多様性
,
無理のないアプローチ
Keyword:
家族の不安
,
家族の負担
,
家族の自律性
,
家族の多様性
,
無理のないアプローチ
pp.794-797
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102644
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Case
臨床に活かしていないツールを医学生に教える大学
ある大学では,医学生の臨床実習の際,家族アプガー(Family APGAR,J1)1)を元にした家族問診票を入院患者さんから聴取するようにしていた.5項目からなる簡便な問診票で,臨床的にも手軽に使用できるツールであった.しかし,それを用いて家族を評価したものの,その情報を臨床にどのように活かすのかについては教育されなかった.なぜなら,それは教員が実際に臨床で用いていないものだったからである.
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