特集 すべては地域医療に
各論
地域医療のさまざまなキャリア
佐久総合病院―地域指向型ジェネラリスト育成
長 純一
1
1佐久総合病院付属小海診療所
pp.466-467
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102202
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厚生連佐久総合病院は,JAグループに属し,貧しい農民の医療を確保するという協同組合運動から生まれた.故若月俊一の卓越したリーダーシップのもと,地域のあらゆる医療ニーズにこたえ,さらには保健・福祉はもちろんのこと,さまざまな地域活動に取り組む,日本の医療の民主化を牽引(患者中心の医療の推進)するなど,農村医療・地域保健医療のパイオニアであるとともに,臨床研修に関しても地域密着を当初より一貫して実践してきた.現在では1,000床の長野県最大の病院であり,一次から三次までの医療を担う一方,近年は地域の雇用・地域起こしまで視野に入れた活動を展開するなど,すべての地域ニーズにこたえてきた.
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