特集 家庭医のためのメンズ・ヘルス読本
【初期対応と専門医への紹介のタイミング】
3.男性の陰部皮膚症状
小宮山 学
1
1医療法人鉄蕉会 亀田ファミリークリニック館山
キーワード:
陰部
,
外陰疾患
,
皮膚症状
,
白癬
,
性行為感染症
Keyword:
陰部
,
外陰疾患
,
皮膚症状
,
白癬
,
性行為感染症
pp.126-129
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101344
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陰部皮膚の診察
プライマリ・ケアで陰部を診察する機会は少なくない.直接陰部症状で受診するほか,どの科の受診か迷った末に家庭医に来る場合や,定期通院中の患者からドアノブコメント(J1)で相談を受ける場合,別の問題で受診した“真の受診理由”が陰部疾患であるなど,患者と身近な家庭医が担う役割は大きい.
陰部皮膚は間擦部かつ脂漏部であり,蒸れやすく感染しやすいのが特徴である.体表全体のわずか1%だが陰部特有の皮膚疾患も多く,日常的・致命的な疾患は家庭医も通じておく必要がある.
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