特集 地域で医師を育てる 地域保健・医療研修で何をするか
診療所研修を魅力的にするために
効果的に外来で教育を行―5つのマイクロスキル
岡田 唯男
1
1亀田メディカルセンター家庭医診療科家庭医後期専門研修プログラム
キーワード:
マイクロスキル
,
外来教育
,
1分間指導法
,
成人教育理論
,
facilitated learning
Keyword:
マイクロスキル
,
外来教育
,
1分間指導法
,
成人教育理論
,
facilitated learning
pp.399-403
発行日 2004年5月1日
Published Date 2004/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100882
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
外来での教育は,時間,場所,指導医らの確保の問題,また病棟での診療能力に包括されるという誤解などで,軽視されてきている.米国において家庭医の教育を効果的に行う目的で開発され1, 2),現在では広く内科,小児科においても使用されているNeherらによる5つのマイクロスキル(以下,マイクロスキル)3)をもとに,効果的な外来教育法について紹介する.
よく見られる(?)指導の例
研修医 6歳の女の子です.2日前より咽頭痛があり,昨日から37.8℃の発熱です(以下略.ここで指導医のほうを向いてコメントを待つ).
指導医 どうやら溶連菌による咽頭炎のようだね.アモキシシリン出しといて
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.