研究と報告【投稿】
病院の防災体制—日本大学板橋病院の場合
井上 昌彦
1
1日大板橋病院事務部
pp.53-56
発行日 1971年2月1日
Published Date 1971/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204238
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われわれは昨年5月に新病院に移転したが,移転以来の懸案の1つであった第1回の防火訓練を消防署の協力のもとに11月25日に行なった.新病院に移転したものの,まだなにかと不慣れな職場の業務に追い回されているわれわれ病院の勤務者にとっては,ちょっとした大仕事であったのである.しかし,この訓練は1日も早く行なわなくてはならないことであって,防火週間を機会に全職員が参加して行なった.
訓練の主眼としたことは,まず第1には,緊急時における実際の作業の訓練であることはもちろんであるが,それと同時に,病院は患者のためにあるのだという実物教育と,全勤務者が協力して事にあたる連帯感の盛り上がりを意図したのである.
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