Correspondence
(飲酒後の)うたた寝に続いて麻痺を繰り返す患者の既往歴・家族歴は?
酒見 英太
1
,
神津 仁
2
1洛和会京都医学教育センター
2神津内科クリニック
pp.881
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100445
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(飲酒後の)うたた寝に続いて麻痺を繰り返す患者の既往歴・家族歴は?
酒見 英太
(洛和会京都医学教育センター)
神津先生による論文「しびれの診方」(『JIM』16巻9号pp706-711)中,Case2で飲酒後のうたた寝に続いて左右交互の橈骨神経麻痺を繰り返した40歳男性の症例につき興味深く読みました.比較的若くしてpressure-sensitive neuropathyをお持ちのような印象を受けましたので,たとえばtomaculous neuropathyでそうであるように,この方に,そういえばもっと若い頃から,程度はさまざまでも,一定の姿勢をしばらくとったあとに圧迫していた上肢や下腿が他人に比べるとしびれやすかったとか,血縁者によく似た症状を持った人がいた,などの病歴がなかったかどうか,お教えいただければ幸いです.
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