What's your diagnosis? 37
早期閉鎖は誤診のもと
當山 まゆみ
1
,
藤崎 雅実
1
,
富成 伸次郎
1
,
井関 太美
1
,
酒見 英太
1
1京都医療センター総合内科
pp.9-12
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100003
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病歴
息子夫婦と同居しており,身の回りのことは自立,周囲とのコミュニケーションも良好な93歳の女性.
2004年12月2日未明より下痢が出現した.水様便が頻回で便失禁するほどであった.早朝からは嘔吐が出現,最初は食物残さ,その後は黄色吐物となった.同日の午前に近医受診し点滴を受け,整腸剤を処方され帰宅した.しかし,嘔気・嘔吐が持続するため,同日夜に当院救急外来を受診した.前日の食事は,朝食に生卵,夕食は焼肉を摂取していた.家族も同様のものを摂取していたが症状はなかった.
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