病院めぐり
神奈川県立厚木病院泌尿器科
鈴木 正泰
pp.576
発行日 2000年6月20日
Published Date 2000/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413903016
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神奈川県のほぼ中央,丹沢山塊東の霊峰,阿夫利の峰大山を望む相模川右岸に厚木市があります。神奈川県立厚木病院は,昭和26年10月,病床過疎地区における医療対策の一環として,6科51床で開設されました。その後,県央地区での厚木病院の役割は徐々に大きくなり,それに伴い施設の整備,拡張が繰り返され,昭和60年7月には現在の370床まで増床されました。現在は15科で,臨床研修指定病院,エイズ治療中心的受入病院,災害医療拠点病院など数々の役割を有する地域中核病院として機能しています。
泌尿器科は,昭和40年4月に開設されました。当初より,東京慈恵会医科大学から泌尿器科医が派遣され,週2回の非常勤体制で診療を行っていました。しかし,泌尿器科診療の需要増加に伴い,昭和47年7月から1人常勤体制となり,入院手術を本格的に行うようになりました。さらに,昭和50年代になり厚木市を中心とする県央地区の人口増加が著しく,一方,近隣に泌尿器科専門医が少なかったため,1人常勤では対応しきれなくなり,昭和56年からは2人常勤となりました。
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