病院めぐり
財団法人住友病院泌尿器科
板谷 宏彬
pp.891
発行日 1995年10月20日
Published Date 1995/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901622
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住友病院は,大正10年7月11日,住友グループの病院として開設され,当初より一般の人々にも開放されていた。第二次世界大戦後は財閥解体のため,一時住友の名前を使うことができず,新大阪病院と名称を変えた時期があったが,1959年8月再び住友病院として,現在の大阪市北区中之島に開設された。現在病床数は492,14診療科と付属看護学院を併設した総合病院である。住友グループの出資により設立され,毎年の援助をあおいでいるが,グループのみの病院ではなく,一般に広く開放されており,グループの患者比率は15〜20%にすぎない。その精神は設立時における,"グループで得た益を一般世間に遷元すること"であり,質の高い医療サービスを提供することにある。
住友病院泌尿器科は,皮膚泌尿器科として1941年1月に設立されたが,終戦により中断された。1966年1月に大阪大学の先輩である雑賀先生が神戸大学助教授から主任部長として着任されて再開した。その後1979年5月に筆者(板谷)が,大阪大学講師から後任として着任し,現在にいたっております。
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