交見室
前立腺肥大症のレーザー治療,他
北島 清彰
1
1北島病院
pp.174-175
発行日 1994年2月20日
Published Date 1994/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901128
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最近前立腺肥大症の治療方法が見なおされてきています。岡田謙一郎先生は1993年9月16日,高知市での学術講演会で前立腺肥大症の内服治療,手術療法などに多くの選択肢が出てきたことを述べていました。薬剤では前立腺に選択性のあるα1-ブロッカーの塩酸タムスロシンが開発され,一方,手術を受けることができない人に対して使用する尿道ステント,前立腺温熱療法など,多種多様の治療が行われています。その効果については意見の分かれるところですが,有効例も多いと報告されています。最近になり前立腺のレーザー手術(Visual Laser-Ab-lation of the Prostate:VLAP)が注目されてきました。この方法は北里大学の内田豊昭先生の論文に詳しく報告されています。また第81回日本泌尿器科学会総会,日本ハイパーサーミア学会・第10回大会でも多くの発表がなされていました。
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