総説
医療制度と医師—専門医制度について
朝倉 新太郎
1
1阪大医学部・公衆衛生学教室
pp.52-54
発行日 1962年1月15日
Published Date 1962/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202484
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1.はじめに--専門医制度の意義をどう把握するか
医療技術が進歩し,専門分野のひろがるにつれて,高度の専門技能を有する医師の育成と,その処遇をどうするかということは,ますます重要な課題となつてきている。
そこで,この問題を解決する力法として,いわゆる「専門医」の制度化が医学界の一部の人を除いては,おもに医師でない人の側から強く唱導されている。
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